環七通りの地下には、車や電車が通らないトンネルがあります!? [Photo]
東京の幹線道路の一つ環七通り。
交通量も多く、いつもどこかで渋滞が発生しているイメージが強いのですが、そんな大通りの地下およそ40mには巨大なトンネルが横たわっています。
・・・といいましても、渋滞緩和のために新たなルートとして建設されたものではありません。
都内を流れる中小河川の中では最大の流域面積105平方キロを誇る神田川水系は、周辺の開発はほぼしつくしております。その結果大雨が降るとその雨水は地中にしみ込まず、そのまま河川に流れ込みますので、洪水発生の危険性がとても高いのです。
そこで、本流の神田川と支流の善福寺川、妙正寺川が並行して流れている環七通り沿いに、一定の水位を超えたらその水を流入させるトンネル状の河川(より南の目黒川や北の石神井川を含む)を造り、溢れた水はそのまま東京湾に流してしまおうという計画が立てられました。
しかし計画(金額や工期)が大きいので、完成した部分から順次地下調節池として機能させ、水位が下がった段階で再び川に水を戻しているのが現在の状況です。
もともとこんなことなどをしていたので、そういう施設にはおおいに興味がありますが、個人ではおいそれと見学することができません。
そんなおり、某なきっかけで知った2月某日の某な団体で神田川環七地下調節池見学会に参加する機会があったので、そのときの様子を公開します。
善福寺川取水施設では、見学者向け展示室にあるわかりやすい模型で概要を把握します
この監視盤で三つの流れ(神田川・善福寺川・妙正寺川)の水位を把握し、取水/排水制御が可能
ITVカメラによる、リアルタイムの映像監視も行われている
これらを操作する施設は通常無人であり、大雨洪水注意報が発令されたときに担当が駆けつけるのだそうです。
説明と展示があった管理棟外観
右側の大きなマルが、これから体験する地下トンネルの内径と同じ大きさだそうです。
機械棟のシャッターが開きつつ、いよいよ突入です
機械棟の中から、地下へと降りる階段へ向かいます
およそ200段の階段を下りてゆくところです
ぐるぐると降りながら地下を目指しますと・・・
いよいよトンネル内への入り口がある部屋です(ココの機械類画像は別途お見せします)
どこぞで見たような二重のハッチを通り抜けると・・・
画像ではその大きさが伝わりにくいかもしれませんが、
内径7mもあるドロップシャフトが大きな口を開けています
(善福寺川からのあふれそうな水流が落下してくるところ)
その直下には減勢池があり、施設規模の割には小さく感じる吸い上げ口が見えます
いよいよ連絡管渠へ向かいましょう(つづく)
交通量も多く、いつもどこかで渋滞が発生しているイメージが強いのですが、そんな大通りの地下およそ40mには巨大なトンネルが横たわっています。
・・・といいましても、渋滞緩和のために新たなルートとして建設されたものではありません。
都内を流れる中小河川の中では最大の流域面積105平方キロを誇る神田川水系は、周辺の開発はほぼしつくしております。その結果大雨が降るとその雨水は地中にしみ込まず、そのまま河川に流れ込みますので、洪水発生の危険性がとても高いのです。
そこで、本流の神田川と支流の善福寺川、妙正寺川が並行して流れている環七通り沿いに、一定の水位を超えたらその水を流入させるトンネル状の河川(より南の目黒川や北の石神井川を含む)を造り、溢れた水はそのまま東京湾に流してしまおうという計画が立てられました。
しかし計画(金額や工期)が大きいので、完成した部分から順次地下調節池として機能させ、水位が下がった段階で再び川に水を戻しているのが現在の状況です。
もともとこんなことなどをしていたので、そういう施設にはおおいに興味がありますが、個人ではおいそれと見学することができません。
そんなおり、某なきっかけで知った2月某日の某な団体で神田川環七地下調節池見学会に参加する機会があったので、そのときの様子を公開します。
善福寺川取水施設では、見学者向け展示室にあるわかりやすい模型で概要を把握します
この監視盤で三つの流れ(神田川・善福寺川・妙正寺川)の水位を把握し、取水/排水制御が可能
ITVカメラによる、リアルタイムの映像監視も行われている
これらを操作する施設は通常無人であり、大雨洪水注意報が発令されたときに担当が駆けつけるのだそうです。
説明と展示があった管理棟外観
右側の大きなマルが、これから体験する地下トンネルの内径と同じ大きさだそうです。
機械棟のシャッターが開きつつ、いよいよ突入です
機械棟の中から、地下へと降りる階段へ向かいます
およそ200段の階段を下りてゆくところです
ぐるぐると降りながら地下を目指しますと・・・
いよいよトンネル内への入り口がある部屋です(ココの機械類画像は別途お見せします)
どこぞで見たような二重のハッチを通り抜けると・・・
画像ではその大きさが伝わりにくいかもしれませんが、
内径7mもあるドロップシャフトが大きな口を開けています
(善福寺川からのあふれそうな水流が落下してくるところ)
その直下には減勢池があり、施設規模の割には小さく感じる吸い上げ口が見えます
いよいよ連絡管渠へ向かいましょう(つづく)
こんばんは‼
高い所と暗い所は怖いです・・・(^・^)♪
by ちゃーちゃん (2010-02-26 23:00)
ここの存在は知っておりましたが・・・見学は貴重な体験ですね!
めったに見れないところを写真で拝見できてとっても得した気分です
大昔ですが環七の下を地下鉄が走る計画が有ると聞きましたが・・
このご時世ぽしゃってしまったのかな〜^^;
by PAPA (2010-02-26 23:31)
どこかのテレビで見ました。
都市の安全って、金がかかるなぁ・・・(汗
by たいへー (2010-02-27 08:24)
某が多くて怪しい雰囲気満点です^^
ハリウッド映画だと、こういう見学ツアーでよもやの大惨事が・・・。
by とり (2010-02-27 08:31)
普段は見ることが出来ない地下のトンネルとか
ゾクゾクしますね。
一人だと怖そう。
by 響 (2010-02-27 10:48)
これも、、、いわゆる巨大建造物ですね、、、大好きなv(^皿^♪)
by emuzu (2010-02-27 12:27)
局所的豪雨には効果的でしょうが、
長雨のあとの巨大台風に耐えられるかは心配ですね。
by 袋田の住職 (2010-02-27 17:33)
ちゃーちゃんさん、
高いところはありませんでしたが、真っ暗体験はちょっと
怖いかも(^^;)
by an-kazu (2010-02-28 10:53)
PAPAさん、
>めったに見れないところ・・・
そういうイベントにはもれなく参加したい私です(^^;)
地下鉄構想は環七ではなく環八ですね(^^)v
名前がエイトライナー(http://www.8liner-kyogikai.jp/)!!
by an-kazu (2010-02-28 10:58)
たいへーさん、
ひとたび洪水となると、貴重な人命が脅かされるだけでなく、
復旧に多大な費用が発生します。
このトンネルのおかげで、既にいくつもの洪水被害を防いでお
りますので、モトをとった計算になるのだそうです。
by an-kazu (2010-02-28 11:05)
とりさん、
何かの撮影場所にはもってこいのスポットですね(^^;)
by an-kazu (2010-02-28 11:07)
響さん、
確かに一人では怖いところです(^^;)
「謎の笑い声」が一面に広がっており
不気味でした(@_@)☆\バキ!
by an-kazu (2010-02-28 11:12)
袋田の住職さん、
長雨の場合、川の水は流れて行ってしまうので
大丈夫なんだそうです。
怖いのは集中豪雨(一時間あたり50mm以上)
が連続した場合と連日繰り返された場合です(^^;)
by an-kazu (2010-02-28 11:17)
これは貴重な体験ですね!
大人の社会科見学ツアーですか?
by さといも野郎 (2010-02-28 11:34)
都会の地下は複雑ですね。
by SilverMac (2010-02-28 16:12)
操作盤カッコいいなぁ~
by ハイマン (2010-02-28 21:30)
emuzuさん、
そして3月7日へと続きます(^^;)
by an-kazu (2010-03-01 00:04)
さといも野郎さん、
大人が沢山バスに乗って、遠足気分を味わっちゃいました(^^;)
by an-kazu (2010-03-01 00:06)
SilverMacさん、
先のことを考えず、開発しまくったツケとも言えます(^^;)
by an-kazu (2010-03-01 00:07)
ハイマンさん、
確かにカッコイイのですが、軽微な故障発生中のランプが
点灯していたのにはチョット不安になりました(××)
by an-kazu (2010-03-01 00:09)
羨ましいな~
これは良い体験ですね!!
by hiro78 (2010-03-01 21:10)
hiro78さん、
入ってみたかった施設のヒトツです(^^)v
by an-kazu (2010-03-01 21:18)